UMLとは
UML (Unified Modeling Language:統一モデリング言語)とは、ソフトウェア工学におけるオブジェクトモデリングのため、Object Management Group によって標準化された仕様記述言語で、グラフィカルな記述で抽象化したシステムのUML モデルを生成する汎用モデリング言語です。
このUML には、以下のような効果があります。
- 仕様をビジュアル化し、各モデル要素の意味を定義することにより、コミュニケーションツールとして高い効果があります。
- 標準化された記法のため、世界中の技術者が同じダイアグラムを使って表記し、理解できます。
- モデル(ダイアグラム)間の対応づけが明確になり、システムのさまざまな側面を表現できます。
- ユーザ自身が選択した分析・設計手法(ダイアグラム)を使用できます。
(どの工程でダイアグラムをどうのように使うか、自由に選択し決めることができます) - プロファイル(ステレオタイプ、制約、タグ付き値)という拡張定義により、モデル要素を実コード生成や実行形式ファイル作成まで実現できます。
また、次のような利点があります。
- 表記法が決まっているので、あいまいさを排除できます。
- さまざまな視点からモデルを作成できるので、意図を正確に伝えることができます。