会長挨拶

近年、電子通信機器や家電・自動車などの組込みシステムでは、高機能化ならびに開発期間の短縮が急速に進んでいます。また、同時に、半導体の設計環境は、半導体の大規模化に伴い開発工数の肥大化が進み、設計対象物の検証作業を複雑化させて設計作業をより困難なものにしております。

こうした設計環境の下で設計作業の高効率化を目的に、オブジェクト指向設計をはじめとする高位設計技術の確立が急がれており、人材面からは半導体設計のソフトウエア・ハードウエア両分野に分散している設計エンジニア相互の円滑な意思疎通を図るために、この両分野で有効に活用が可能な設計言語を習得した組込みシステムエンジニアの育成が求められています。

このような半導体の設計環境を改善するためには次世代高位設計の中心となるUML(Unified Modeling Language) による設計手法と親和性が高い言語を活用した包括的な取り組みが不可避であることは言うまでもありません。

当社はこのような環境下で、この度、永年にわたりUMLと親和性の高いハードウエア設計言語の開発に取り組んできた米国のIP ARCH社が開発したハードウエア言語NSL(Next Synthesis Language)を用いて、半導体産業のハードウエア設計領域におけるソフトウエア設計を簡素化・効率化して、この領域で活躍する設計エンジニアの設計工数負荷を大幅に低減させることを目的に、半導体開発ツールの設計・販売・人材教育をコアとした事業を展開することになりました。

当社が提供する新技術・教育メソッドがこの領域において新しい知見を有した技術者の誕生を促し、多くの技術者の福音になること念願しております。

オーバートーン株式会社
代表取締役会長 佐藤 敏明